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問題と解答

問題の種類:新決算整理

問題.0006-1新決算整理1

問題

今回から、「試験対策」に絞り、出題と解答・解説を行います。(総勘定元帳の転記・締切は殆ど行いません)
そこで、使用する勘定科目名や、文言は、理論的正当性を欠いたものであっても日商簿記3級の試験で使用されているものを使います。
問題
添付するエクセルシートの「精算表修正記入」シートに、以下の修正記入取引を記入し、貸借対照表と損益計算書欄に転記しなさい。なお、出題文の末尾カッコ内は勘定科目名です。
1.期末商品棚卸高は¥777,000であった。(商品。仕入)
2.消耗品の残高を実査したところ、¥10,000あった。(消耗品、消耗品費)
3.保険料の¥3,000,000は、2月1日に向こう1年間分を一括支払ったものである。適切な処理をしなさい。(前払保険料、保険料
4.固定資産の原価償却費を行う。建物および備品は期首に取得し直ちに営業に使用を開始したものである。耐用年数は建物20年、備品5年、残存価額は両方ともゼロとして処理しなさい。(減価償却費、減価償却累計額)
5.売上債権につき、貸倒引当金を計上しなさい。貸倒率は2%とすること。(貸倒引当金戻入、貸倒引当金)
6.支払利息の残高は、2月1日に¥5,000,000を手形借入金にて調達した際、向こう半年間分を全額差し引かれたものである(利率年3.65%)。未経過分につき適切な処理をしなさい。(前払利息、支払利息)
7.6月1日にX信金から¥1,000,000を約束手形を振り出して借り入れた。借入期間1年、年利率2.92%、利息は後払いの契約である。適切な処理をしなさい。(支払利息、未払利息)
8.受取家賃¥1,200,000は、6月1日に向こう1年分を受け取ったものである。適切な処理をしなさい。(受取家賃、前受家賃)
9.6月1日に、会社が使用している駐車場の中1台分を賃貸しした。1年契約で、月額¥1,000、料金は後払いの契約である。(未収地代、受取地代)
10.仮払消費税、仮受消費税に対して、適切な処理をしなさい。(仮受消費税、仮払消費税、未払消費税)
11.当期に係わる法人税等¥180,000を計上しなさい。

 
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解答

解答
エクセルシートの「精算表修正記入後」のワークシートを参照してください。
解説(蛇足省略)
①精算表の修正記入欄の左右の合計額が不一致の場合の対処法。決して慌てない。
まず、左右の差額を正確に算出する。その値を2で割る。算出された金額を修正記入欄内で探す。該当するものがあれば、その金額を左右のどちらかにダブルで記入したのでしょう。
それでも該当するものがない場合には、左右の差額を0.9で割る。その算出された金額を修正記入欄内で探す。該当するものがあれば、その金額を一桁誤って転記しています。
②消費税に関して出題されるようになって、4回が過ぎました。最初の回は売上・仕入の8%の金額でした。
第153回からは仮払消費税の金額は決算整理前の「仕入」の金額の10%、仮受消費税の金額は決算整理前の「売上」の金額の10%と設定されています。これは今後も続くと推定されます。そこで、精算表の段階で、売上と仕入の金額が変わるような出題は今後なされないと推測します。(売上や仕入が漏れていた、などという出題をすると、消費税に関しても修正する必要があり、3級の出題範囲を超えます)
3.半分蛇足、但し重要
「商品」勘定の期末残高を「期末商品棚卸高」という損益計算書に属する勘定科目名で出題するようになりました。過去数回連続してこの文言を使用しています。正確に言うと、日商簿記3級の試験範囲には入っていない勘定科目です。
簿記3級の解説書は随分と前から、誤って使っていました。日商簿記3級の試験におけるこの使い方は誤りではありませんが、3級の範囲を超えています。
4.今回で、精算表に関する出題・解答・解説は終わります。
次回以降、「決算書」への「翻訳」と繰越処理、開始仕訳・転記に関して進めます。
特に、次回は、順番からして、「決算書」形式での出題だと推定されるので、十分に学習しておきましょう。