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問題と解答

問題の種類:決算整理

問題.0005-3決算整理3費用収益科目の残高を「損益」科目への振り替え

問題

問題
添付するエクセルシートに記載された勘定科目の残高を「損益」勘定に振り替える仕訳を行い、転記しなさい。
また、最後に、「損益」勘定の残高を「繰越利益剰余金」勘定に振り替えなさい。(仕訳と転記)
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解答

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解答
①仕訳(順番は、エクセルシートの左上から下へ、次に右上から右下へ)
借方   勘定科目名 金額   貸方   勘定科目名 金額
    損益 10,880       支払手数料 10,880
    損益 2,000       消耗品費 2,000
    損益 500,000       保険料 500,000
    損益 29,500       支払利息 29,500
    売上 4,590,000       損益 4,590,000
    損益 8,000       租税公課 8,000
    損益 35,800       貸倒引当金繰入 35,800
    仕入 3,295,000       損益 3,295,000
  
②最後に、「損益」勘定の残高を「繰越利益剰余金」勘定に振り替えます。
   借方  損益        708,820      繰越利益剰余金 708,820
③転記の結果は、エクセルシートの「解答」を参照してください。
解説は、下欄の解答・解説(補足)でします。
 

解説・補足

解説
転記
①逆順ですが、まず、転記から行います。(なお、この解説においては、「借方・貸方」と言わず、敢えて「左・右」といいます。また、日付は全部3/31です。
1.支払手数料:左に2行数値があり、右は空欄です。左の3行目に左の合計額を記入します。その合計額を右の1行目に書き、摘要欄には(損益)と記載します。右の合計額は左の行と合わせた行に書き、左・右ともに、行の上に一重線、行に下に二重線を引きます。右に1行空欄ができるので、斜め罫線を引きます。
次に、「支払手数料」の右側に書いた金額を「損益」勘定の左側に書き、その摘要欄に(支払手数料)と記載します。
2.消耗品費:左右とも1行ずつ数値があります。少ない方(今回は右)に両数値の差額2,000を記入し、摘要欄に(損益))と記入します。左右とも3行目に合計の数値¥12,000を記入し、その上に一重線、その下に二重線を引きます。
左に空欄が1行できるので、斜めの罫線を引きます。
次に、右の2行目に書いた¥2,000を「損益」勘定の左に書き、摘要欄に(消耗品費)と記入します。
3.支払利息:解説省略
4.売上:右に2行あります。左が空欄です。(返品があれば左に数値が記入されます)。右の合計額を3行目に書き、その金額を左の1行目に書き、摘要欄に(損益)と記入します。左右の3行目に合計額を記入し、その上に一重線、下に二重線を引きます。
次に、左の1行目に書いた数値¥4,590,000を「損益」勘定の右側に書き、摘要欄に(損益)と記入します。
5.租税公課と貸倒引当金繰入は省略します。
6.仕入:左に3行、右に1行、数値があります。左の合計額から、右の数値を引いた金額(¥3,295,000)を右の2行目に書きます。左右とも、4行目に合計額を書き、その上に一重線、下に二重線を引きます。
次に、右の2行目に書いた数値(3,295,000)を「損益」勘定の左に書き、摘要欄に(仕入)と書きます。
7.損益:左が7行、右が1行です。右の合計額から、左の合計額を差し引いた金額(¥708,820)を左の8行目に書き、摘要欄に(繰越利益剰余金)と書きます。左右とも9行目に合計額を書き、その上に一重線、下に二重線を引きます。
ここで注目!この「損益勘定」は、どこかでご覧になったことはありませんか?
左の最下行、「繰越利益剰余金」を「当期純利益」に替えると、簿記3級で出題される「損益計算書」とほぼ同じ内容です。もちろん、勘定科目の順番、使用している勘定科目名に異なる部分がありますが。

仕訳
仕訳に関する解説は、私にはできません。皆さんがどこの理解が出来ないのかがわからないからです。
上の「転記」の作業をしながら、「これが、仕訳をした結果の転記なのか!」と思ってください。
ただ一つ思い当たるのは、転記すべき金額と相手勘定科目(この場合は「損益」)は分かるけれど、左右のどちらに記入するのかがわからない、という事です。これを解消する手段は、上の「転記手順」をご覧になり、全勘定科目を5回ずつ転記することでしょう。「習うより慣れよ」です。(かっての私がそうでしたから)
※決算整理で残りは、貸借対照表に属する勘定科目の繰越処理、決算書の作成、次年度の開始処理です。