HOME / 問題と解答 / 決算整理2

問題と解答

問題の種類:決算整理

問題.0005-2決算整理2

問題

問題
1.消耗品の残高を調べたところ、¥10,000あった。「消耗品」に振り替えなさい。
2.2/1に支払った保険料¥3,000,000は、向こう1年間分の保険料を一括で支払ったものです。「未経過」分を、適切に処理しなさい。(仕訳と転記)
3.2/1に差し引かれた「支払利息」¥75,000は2/1から6/30までの150日分を先に全額ひかれたものです。「未経過」分を適切に処理しなさい。(仕訳と転記)
(当座借越の振替、減価償却費等に関しては、次回以降に解説します。

解答

ファイルダウンロード(Excel)
解答
仕訳
番号 借方   勘定科目名 金額   貸方   勘定科目名 金額
1     消耗品 10,000       消耗品費 10,000
2     前払保険料 2,500,000       保険料 2,500,000
3     前払利息 45,500       支払利息 45,500

転記は、添付したエクセルシートにお願いします。

解説・補足

ファイルダウンロード(Excel)
解説
1.の「消耗品」が突然現れたのは、前回学習した期末商品の有り高が突然現れたのと似ています。
期中には、消耗品費に属するものを購入した際には、全額を「消耗品費」として費用処理をしていました。(実務上でもこの処理を行っています。)
正確な期間損益を算出するために、未使用の消耗品に関する支出は、当期の費用から取り除き、次期以降へ繰り延べる処理です。ピンとこない方は、次の2.を注意深くお読みください。
2.保険料支払い後の処理。(人の生死に関することなので、使用する文言に多少留意しますが、簿記の理解をするために、私が日常では使わない文言を使用します。)
会社を受取人とする生命保険に社長が加入する目的は、万一社長が死亡しても、会社が傾かないように、当面の資金を確保するためです。年間¥3,000,000を支払うと、社長の年齢にもよりますが、死亡時に¥50,000,000、交通事故や殺人による死亡時には¥150,000,000位の保険金が下りるでしょう。その資金を活用して、残された社員が結束して会社の存続と発展に努力します。
さて、そのための費用¥3,000,00を当期の2月1日に支払いましたが、社長は期末になっても、まだ生きています。
保険金はもちろん降りません。降りるとしても、次期以降です。
そこで、1年間で¥3,000,000(月額¥250,000)の支払いの中、当期の2か月分¥500,000は当期の費用として認めるが、次期以降に手にするかもしれない保険金のために、当期に保険料を支払う必要はない、という考えが、「費用の正しい期間配分」です。ここまでの解説で、費用配分に関してまだ不明の方は、ご質問ください。
3.前払利息に関する処理
保険料の前払の時は、1年分を12で割った月額金額単位で計算しますが、支払利息のうちの前払分を計算する場合には、「日割」計算をするように出題されます。
そこで、端数が出ないように、「365」の倍数が、借りた金額か、利率かどこかに必ず含まれています。
365を5で割った、「73」という数値が含まれることも多いようです。
いずれにしても、日割り計算をする場合には、「先に足し算掛け算」「最後に割り算」としてください。
小数点以下が長々と続くような数値が出た時は、解答が誤りだと思ってください。
※以上、3つの費用の繰り延べの結果、当期の純損益は今のところ、¥708,820の利益(黒字)になっています。
(添付したエクセルシートに皆さんが見慣れた「精算表」の形式で示しています。
「決算整理がなかったら」と「決算整理2終了時」の精算表の当期純損益額を比較してください。約¥3,300,000の改善です。
この数値をご覧になれば、「決算整理」の重要性がご理解いただけると思います。