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問題と解答

問題の種類:決算処理

問題.0004-1決算処理1

問題

今回は、具体的な出題はありません。
解説をお読みください。

解答

解説
簿記には、「決算処理」という処理があります。これも、簿記上の取引の一部と考えても誤りではありません。
決算処理の内容は、日商簿記のホームページの3級の部によると
「決算整理は」
当座借越の振替、商品棚卸、貸倒見積り、減価償却 、 貯蔵品棚卸、収益・費用の前受け・前払いと未収・未払い等、となっています。
私も今後は、決算処理、ではなく、決算整理という文言を使います。
上記の範囲に、「現金過不足の処理」が入っていません。
しかし、第149回、第151回に出題されていますので、今回は、現金過不足勘定について、解説します。(下の「補足」欄をご覧ください。

 

解説・補足

現金過不足勘定
ご承知の通り、現金出納帳(補助簿)または現金勘定(総勘定元帳)の残高と、実際の現金有高との差額を、期中では「現金過不足」勘定で処理をし、期末になっても原因不明の場合には、「雑益」または「雑損」勘定で処理をする、というものです。
現金過不足という勘定科目名は皆さん、すぐに思い浮かびますね。
問題は、この科目が借方にあるか貸方にあるか、です。
これを正しく理解するために、「帳簿と現物とどちらが正しいのか?」と聞かれたときに、即座に、「現物が正しい」と答えるように訓練してください。
帳簿の残高がいくらであろうとも、現金の現物が¥10,000であれば、残高は¥10,000です。
そこで、帳簿の残高を現物残高に合わせるために、「現金過不足」勘定を用いて、緊急避難処理をしておきます。

    帳簿残高  ¥15,000   現物残高  ¥12,000
    帳簿上の残高が¥15,000ですから、現物残高¥12,000に合わせるためには、帳簿上の残高を¥3,000減らす必要があります。
    そこで、貸方に「現金」3,000と記入し、借方に「現金過不足」3,000と記入します。
    したがって、他の「通常借方残高になる資産勘定」とは異なり、現金過不足勘定は、借方残だと、「損」、貸方残だと「益」です。
    尤も、最初の食い違いの場面を見ると、現物残の方が少ないのだから、「損」だと、すぐにわかります。
次回から、当座借越の振替、商品棚卸、貸倒見積り、減価償却 、 貯蔵品棚卸、収益・費用の前受け・前払いと未収・未い等の順番で解説します。