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問題と解答

問題の種類:仕訳・転記

問題.0003-1直前対策問題3-1決算準備取引

問題

以下の5つの取引を仕訳し、商品有高帳と総勘定元帳に転記しなさい。
また、当期の取引は決算処理を除いては、⑦の取引が最後です。
転記は、添付するエクセルシートに記入してください。
また、(  )内は、用いるべき勘定科目名です。
①2/1会社を受取人とする社長の生命保険に加入し、1年分の保険料¥3,000,000を小切手を振り出して一括支払った。
②2/1小豆島銀行より、短期借入金¥5,000,000を借り入れ、同額の約束手形を差し入れた。利率は年利3.65%である。なお、返済予定日は6月末で150日分の利息を差し引いた金額が当座預金に入金された。(手形借入金)
③2/1土庄文具店で、文房具¥12,000を現金で購入した。(消耗品費)
④3/5徳島商店よりA商品6,000個単価262円で仕入れ、代金は全額掛け(翌月25日支払)とした。
⑤3/10愛媛商店へA商品5,000個単価358円で売り上げ、代金は全額掛け(翌翌月5日入金)とした。
⑥3/20徳島商店と合意し、同店の買掛金を電子記録債務に振り替えることとした。(決済日4/20)
⑦3/20愛媛商店と合意し、同店への売掛金を電子記録債権に振り替えることとした。(決済日4/20)

解答

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解答
仕訳
①2/01  借方   保険料    3,000,000   貸方   当座預金   3,000,000
②2/01  借方   当座預金   4,925,000   貸方   手形借入金  5,000,000
          支払利粋    75,000
③2/01  借方   消耗品費    12,000   貸方   現金      12,000
④3/05  借方   仕入     1,572,000   貸方   買掛金    1,572,000
⑤3/10  借方   売掛金    1,790,000   貸方   売上     1,790,000
⑥3/20  借方   買掛金    1,572,000   貸方   電子記録債務 1,572,000 
⑦3/20  借方   電子記録債権 1,790,000   貸方   売掛金    1,790,000
転記の解答は、添付するエクセルシートの解答を参照してください。
解説
これで、昨年の4月1日に会社を設立して以来、1年間を経過し、その間の簿記上の取引を全部仕訳・転記しました。(一部の補助簿への転記は割愛しましたが)
①総勘定元帳の勘定科目名が朱記されているのは、私が別途、入力している会計ソフト(弥生会計)とデータが一致しているかどうかを確認したことを表しています。この講義の途中のデータには、誤りが皆無と断言する自信はありません。しかし、これ以降は、正確性は担保されておりますから、ご安心ください。
②今回の出題で、「保険料1年間分を」とか、「6月末までの利息を前払した」とか、唐突に「消耗品費」が出現したな、とか、気付いた方は、次回の試験に合格します。
気付かなかった方のために、丁寧に解説しますから、次回からの数回、お付き合いください。
③この出題で、補助簿の中、商品有高帳だけ転記するよう出題されたのはなぜか?、これがお分かりになった方は、簿記1級まで合格するでしょう。

  

解説・補足

蛇足?
上記出題の①で、「会社を受取人とする生命保険」と書きました。
以前解説しましたが、会計上、費用(経費や売上原価等)は、収益を上げるための必要悪、だと定義されています。
社長の愛人のための借家の家賃は、賃借料として処理できない、という事を記憶なさっている方も多いと思います。
会社の社長の生命保険料は、その保険金の受取人が、本人だと、会社の費用で処理することはできません。
当然のことです。
簿記では、ただ「保険料」とか「生命保険料」とかを支払った、と出題されますが、その保険金の受取人は、必ず会社であると推定して、解答してください。
決して、「立替金」や「給料」として仕訳をしないでください。
蛇足?2
「保険料」は収める金額、「保険金」は、条件を満たしたときに貰える金額です。
保険金殺人はありますが、保険料殺人はありません。