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問題と解答

問題の種類:転記・締め切り

問題.156-2-3第156回第2問の3

問題

第1問
第3期(×4年4月1日から×5年3月31日まで)の前期繰越金額は以下の通りであった。
仕訳と転記を行いなさい。
  現金¥50,400,000 商品¥1,250,000 資本金¥50,000,000 繰越利益剰余金¥1,650,000
第2問
第3期の取引は以下の通りであった。
仕訳、転記・締め切りを行いなさい。なお、売上原価算出のためには、「仕入」勘定を使用しなさい。(転記のため、月日も記入すること)
5月1日、商品¥10,000,000を仕入れ、代金は現金で支払った。
6月25日、株主総会で以下のことが決議された。
     株主配当¥100,000  利益準備金積み立て¥10,000
6月25日、給料¥300,000を現金で支払った。
6月28日 株主配当金¥100,000を現金で支払った。(原題は「普通預金から支払った」です)
6月30日、商品¥7,500,000を売り上げ、代金は現金で受け取った。
3月31日 期末の商品有り高は、¥2,650,000であった。

   

 

解答

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解答
①3/31商品の残高を「仕入」勘定に振り替えるまでの仕訳
月日 借方   勘定科目名 金額   貸方   勘定科目名 金額
4/1     現金 50,400,000       前期繰越 51,650,000
      商品 1,250,000          
      前期繰越 51,650,000       資本金 50,000,000
                繰越利益剰余金 1,650,000
5/31     仕入 7,000,000       現金 7,000,000
6/25     繰越利益剰余金 110,000       未払配当金 100,000
                利益準備金 10,000
6/28     未払配当金 100,000       現金 100,000
6/30     現金 7,500,000       売上 7,500,000
3/31     商品 2,650,000       仕入 2,650,000
   
②以下は、決算整理に関する仕訳です。(皆さんが受験の第5問の精算表上で行っている作業です)
期首の商品有り高を「仕入」勘定の借方に振り替える・
3/31      借方    仕入  1,250,000   貸方   商品      1,250,000
損益計算書に属する勘定科目の残高を「損益」勘定に。振り替える。
月日 借方   勘定科目名 金額   貸方   勘定科目名 金額
3/31     損益 5,300,000       仕入 5,300,000
3/31     損益 300,000       給料 300,000
3/31     売上 7,500,000       損益 7,500,000

「損益」勘定の残高を「繰越利益剰余金」勘定に振り替える。
3/31     借方   損益  1,600,000      貸方  繰越利益剰余金 1,600,000

貸借対照表に属する勘定科目の残高を「次期繰越」勘定に振り替える。
3/31     次期繰越 53,150,000       現金 50,500,000
                商品 2,650,000
3/31     資本金 50,000,000       次期繰越 53,150,000
      利益準備金 10,000          
      繰越利益剰余金 3,140,000          

転記と締め切りの結果は、添付するエクセルシートをご参照ください。



         
   

解説・補足

①前回の問題を10回練習した方にとっては、この解答は楽にできたでしょう。今のところ、どなたもいらっしゃらないようですが。
②現金¥50,000,000を出資して事業を始めてから、3期が終了しました。
 その間に、貸方の「純資産」は¥3,150,000増加しました。(繰越利益剰余金¥3,140,000、利益準備金¥10,000)
 では、資産の部はいくら増えているでしょうか?もちろん同額の¥3,150,000増えています。現金が¥500,000と商品が¥2,650,000です。
③日商簿記の6/25、未払配当金計上に関する出題と解答は誤っています。詳しく説明すると、皆さんが混乱すると思うので、差し控えますが、この仕訳を転記する際の「繰越利益剰余金」勘定の摘要欄は「諸口」になるはずです。
日商簿記3級においては、1つの取引を仕訳する際に、借方か貸方に同じ勘定科目が出現した場合には必ず金額を合計し、1行で仕訳する、そうしないと採点されない、という暗黙のルールがあるはずです。
この件に関しては、皆さんのお知り合いの方に質問なさってみてください。