問題の種類:転記・締め切り
問題.156-2-1第156回第2問の1
問題
×2年4月1日に設立された日商株式会社の次の「資料」にもとづいて、下記の問いに答えなさい。
「資料」及び「問」省略
「資料」及び「問」省略
解答
解答
問1
借方 繰越利益剰余金 350,000 貸方 損益 350,000
問2
①利益準備金
②次期繰越
③3,140,000
④1,650,000
※第156回第1問の2の解説時にお約束した、転記と締め切りの演習に関して、「解答・解説(補足)で行います。
問1
借方 繰越利益剰余金 350,000 貸方 損益 350,000
問2
①利益準備金
②次期繰越
③3,140,000
④1,650,000
※第156回第1問の2の解説時にお約束した、転記と締め切りの演習に関して、「解答・解説(補足)で行います。
解説・補足

前文
第156回第2問で出題された第1期(自×2年4月1日 至×3年3月31日)
第2期(自×3年4月1日 至×4年3月31日)
第3期(自×4年4月1日 至×5年3月31日)
の3期分につき、売上、仕入、給料、期末商品有り高の4つの取引につき、仕訳、転記、決算処理、繰越の訓練をやってみましょう。
これができれば、転記・帳簿の締め切り・繰越等、大体できるようになります。
理論的に考察するより、丸暗記に近い形で記憶してください。なぜなら、簿記の処理は、多分に数学とはかけ離れていますから。
第1問
以下の取引を仕訳し総勘定元帳に転記しなさい。なお、帳簿への転記のため、月日も記載してください。
① 4/1 現金¥50,000,000を出資し、株式会社を設立した。(会計期間は4/1~3/31)
② 5/1 商品¥7,000,000を仕入れ、代金は現金で支払った。
③ 6/25 給料¥300,000を現金で支給した。
④ 6/30 商品¥7,500,000を売り上げ、代金は現金で受け取った。
⑤ 3/31 期末商品の有り高は¥1,800,000であった。(売上原価の算出には、「仕入」勘定を用いること)
第2問
期末(3/31)の帳簿締め切りを行い、次期繰越仕訳をしなさい。
解答
第1問
第2問(必要な仕訳を記載します。転記に関しては添付するエクセルシートを参照してください。)
①損益計算書に関する勘定科目の残高を「損益」勘定に振り替える。
②「損益」勘定の残高を「繰越利益剰余金」勘定に振り替える。
借方 損益 2,000,000 貸方 繰越利益剰余金 2,000,000
③貸借対照表に属する勘定科目の残高を「次期繰越」科目に振り替える。
※上記処理が、皆さんがやっている「精算表」と「決算書」の問題に関する解答です。
すべての処理を、簿記の原則である、「仕訳」と「転記・締切」を用いて行いました。
「損益」勘定の繰越利益剰余金に振り替えた金額¥2,000,000が当期純利益で、「次期繰越」勘定に記載された相手勘定科目とそれぞれの金額が期末貸借対照表です。
※2 ここまでで、今までの簿記3級の解説書とはかなり異なった解説であることは十分承知しています。
ただ、「正規」の仕訳と転記・締め切りはこのような手順になるはずです。
今回はここまでにして、次回以降に続きの演習と、解説を行います。
第156回第2問で出題された第1期(自×2年4月1日 至×3年3月31日)
第2期(自×3年4月1日 至×4年3月31日)
第3期(自×4年4月1日 至×5年3月31日)
の3期分につき、売上、仕入、給料、期末商品有り高の4つの取引につき、仕訳、転記、決算処理、繰越の訓練をやってみましょう。
これができれば、転記・帳簿の締め切り・繰越等、大体できるようになります。
理論的に考察するより、丸暗記に近い形で記憶してください。なぜなら、簿記の処理は、多分に数学とはかけ離れていますから。
第1問
以下の取引を仕訳し総勘定元帳に転記しなさい。なお、帳簿への転記のため、月日も記載してください。
① 4/1 現金¥50,000,000を出資し、株式会社を設立した。(会計期間は4/1~3/31)
② 5/1 商品¥7,000,000を仕入れ、代金は現金で支払った。
③ 6/25 給料¥300,000を現金で支給した。
④ 6/30 商品¥7,500,000を売り上げ、代金は現金で受け取った。
⑤ 3/31 期末商品の有り高は¥1,800,000であった。(売上原価の算出には、「仕入」勘定を用いること)
第2問
期末(3/31)の帳簿締め切りを行い、次期繰越仕訳をしなさい。
解答
第1問
① | 4/1 | 現金 | 50,000,000 | 資本金 | 50,000,000 | |||||
② | 5/1 | 仕入 | 7,000,000 | 現金 | 7,000,000 | |||||
③ | 6/25 | 給料 | 300,000 | 現金 | 300,000 | |||||
④ | 6/30 | 現金 | 7,500,000 | 売上 | 7,500,000 | |||||
⑤ | 3/31 | 商品 | 1,800,000 | 仕入 | 1,800,000 |
第2問(必要な仕訳を記載します。転記に関しては添付するエクセルシートを参照してください。)
①損益計算書に関する勘定科目の残高を「損益」勘定に振り替える。
借方 | 勘定科目名 | 金額 | 貸方 | 勘定科目名 | 金額 | |||
損益 | 5,500,000 | 仕入 | 5,200,000 | |||||
給料 | 300,000 | |||||||
売上 | 7,500,000 | 損益 | 7,500,000 |
②「損益」勘定の残高を「繰越利益剰余金」勘定に振り替える。
借方 損益 2,000,000 貸方 繰越利益剰余金 2,000,000
③貸借対照表に属する勘定科目の残高を「次期繰越」科目に振り替える。
勘定科目名 | 金額 | 貸方 | 勘定科目名 | 金額 | ||
次期繰越 | 52,000,000 | 現金 | 50,200,000 | |||
商品 | 1,800,000 | |||||
資本金 | 50,000,000 | 次期繰越 | 52,000,000 | |||
繰越利益剰余金 | 2,000,000 |
すべての処理を、簿記の原則である、「仕訳」と「転記・締切」を用いて行いました。
「損益」勘定の繰越利益剰余金に振り替えた金額¥2,000,000が当期純利益で、「次期繰越」勘定に記載された相手勘定科目とそれぞれの金額が期末貸借対照表です。
※2 ここまでで、今までの簿記3級の解説書とはかなり異なった解説であることは十分承知しています。
ただ、「正規」の仕訳と転記・締め切りはこのような手順になるはずです。
今回はここまでにして、次回以降に続きの演習と、解説を行います。